快晴。
今年はウォールストリートにとっては厳しい一年間だった。Fedは2021年のインフレは一時的なものだとみていた。しかし、実際にはそうではなかった。コアインフレ率は40年ぶりの水準に上昇し、Fedが見込んでいた水準の3倍近くに達した。
ウォールストリートのトップアナリストらは、市場はまあまあの年になると見込んでいた。しかし、これもそうではなかった。2022年の市場もわずか数日を残すばかりだが、S&P500指数は19%下落し、2008年以来の年間での大きな下落幅となった。債券は記録的な悪い年となった。
多くの投資家やアナリスト、エコノミストがどの程度間違っていたかは、来年は容易な年ではないとどれくらいみているかによる。2023年の大きな論点は、すでに議論されている。Fedは金利を引き上げ続けるだろうとされており、トレーダーらは利下げを見込んでいる。
企業の経営者らは潜在的なリセッションの可能性を警告している。しかし、エコノミストらは2023年のリセッションは回避できるとみている。
もし過去12カ月の教訓を引き出せるとすれば、「サプライズに心構えを」ということだろう。