英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

乱高下続きの金融市場

 曇り。

 ウォールストリートの株は停滞気味だ。米国債は上昇し、投資家は安全資産を求めてさまよってる。

 S&P500指数は0.6%下落した。2021年3月以来の水準となっている。ナスダック指数も下落。両指数とも強い売り圧力にさらされている。

 木曜日の前場は上昇基調にあった。だが、この日は投資家の不確実性が強まり、乱高下する展開となった。米国大手企業の業績が失望を誘うような内容だったことも不確実性に拍車をかけている。

 ウォルマートやターゲット、シスコなどはコストカットやウクライナ戦争、中国経済の減速などの逆風に苦しめられている。しかし、多くの投資家やウォールストリートの金融機関は、米国経済は経済原則を回避することができると予想している。

 リセッションは不可避だが、顧客は常にリセッション時の株式投資を考えている、と株ストラテジストの一人は話す。ゴールドマンは今後2年のうちに、3分の1の確率で米国はリセッション入りすると見込んでいる。

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