晴れ。
注目のパウエル会見。株価は大きく下がった。利上げを継続するとの姿勢が堅持され、一時3%以上低下した。
金曜日にジャクソンホールで開かれた会合で、Fedのパウエル議長はインフレを抑制するタカ派的姿勢を堅持した。
米国株はそれを受けて3.4%下落。ナスダック指数は3.9%下がった。これは6月中旬以降としてはもっとも大きな下げとなった。欧州株も下がった。
米国株の下げは幅広い銘柄に及んだ。1日で99%の銘柄が下がった。アマゾンなどテックや循環的な消費関連株がとくに大きく下げた。
ワイオミング州のジャクソンホールでスピーチをしたパウエル議長は、Fedはその職務が達成されるまで姿勢を維持しなければならないと述べ、急速なインフレを抑え込む姿勢を鮮明にした。
https://www.ft.com/content/bdaa36f1-c6b9-4caf-98c3-b142d695dca9
そのワイオミング講演。「タカ派」的トーンを維持した。
注目のスピーチだったが、パウエル議長はインフレを抑えることにうまく成功すれば、相応の期間、低成長が続くことになるだろうと述べた。そのために金利は現在のレベルにとどまる必要があり、それがいくらかの期間、成長を制約することになると警告した。
この発言を受けて米国株は大きく下落した。今後、労働市場の条件はやや軟化する可能性が高いと述べた。そして、家計や企業にとっていくらかの痛みを伴うことになるという。しかし、物価の安定を回復できないことは、それよりも大きな痛みをもたらすことになると述べた。
短期の米国債利回りは上昇した。
https://www.ft.com/content/f2a6d9ac-24de-4e10-8fd6-924e8a45b047