英字紙ウォッチング

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OPECプラス対米国

 快晴。

 OPECは高騰する原油価格対策として生産引き上げの求めを拒否した。ホワイトハウスは、OPECプラスは世界経済の回復を危険にさらすリスクをとっていると非難している。同時に、米国は燃料価格を引き下げるために必要なすべての手段をとる準備があると警告している。

 この米国の動きは、サウジアラビア主導のOPECなどが米国の求めを拒否したことから生じた。OPECサイドとしては、コロナ後の需要が回復したとしても、徐々に生産量を増やす計画にこだわっている。

 原油価格は7年ぶりの高値に近づいている。経済活動はコロナ前の水準にはフルには戻っていないにも関わらずだ。より高いエネルギーコストはインフレ懸念を巻き起こしている。

 ブレントの原油価格は2%下落したが、OPEC会合前は80ドルに近づいていた。

 バイデン大統領はロシアとサウジの原油供給に対する制限を批判している。バイデン政権としては戦略的に備蓄している原油を放出することも検討しているという。

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