英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

シェール増産懸念

 晴れ。連日快晴が続く。
 原油価格が3年ぶりの高値を更新するのに伴い、米国のシェールオイルの生産増加が懸念されている。需要の伸びは高いが、このまま原油価格高騰が続くのか疑問が残っている。
 ブレント原油価格は先週1バレル70ドルをつけ、3年ぶりの高値を更新した。しかし、この高値が米国のシェール生産を増加させるきっかけとなるのではないか、との懸念が消えない。行き過ぎの修正が進行中だと、市場関係者は話している。
 原油価格は昨年6月からじりじりと上昇している。一つはOPEC主導の減産が効いている。さらに、OPEC非加盟国だが、ロシアのような国も過剰供給を抑える役にまわっている。
 イランのザンガネ石油大臣は先週、OPECメンバーのいくつかの国は原油価格上昇をそれほど必要としていない、と述べた。とくに60ドル以上の価格は不要な国がある。
 一方、原油需要は冬の数ヶ月、堅調に推移している。経済成長は力強く、ドル安も価格低下に拍車をかけている。
 https://www.ft.com/content/bbb98e60-f79c-11e7-8715-e94187b3017e
 ドイツの連立政権交渉が難航している。SPD幹部はメルケル氏との連立に否定的である。
 SPD幹部とSPDの草の根組織は、メルケル氏率いる保守勢力と連立を組むことに厳しい批判の声をあげている。連立協議は失敗に終わる可能性が高まり、欧州最大国はさらなる政治的手詰まりに追い込まれる可能性が出てきた。
 SPD幹部でもあるベルリンのミュラー市長は、大連立の考えに強く反対すると述べた。連立は医療保険や住宅、移民問題についての政策を欠いているからだ、という。
 https://www.ft.com/content/5b19e970-f921-11e7-9b32-d7d59aace167