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セコイアキャピタルの模倣

 アメリカのベンチャーキャピタル大手、セコイアキャピタルがPEのブラックストーンの模倣を模索している。

 セコイアは世界でもっとも成功したベンチャーキャピタルの1つとされている。Appleやグーグル、ウワッツアップに早期のうちに投資した。現在、より大きな会社になろうとウォールストリートに依存しようとしている。

 先週、セコイアは何十年にもわたりベンチャーキャピタルによって使われてきた公式を廃棄した。払戻すまでに10年間は資金をとどめておくという基本ルールだ。その代わりに投資家の資金をとどめておくために、「パーマネント構造」という仕組みを取り入れ、サブファンドに資金を供給できるようにした。

 その結果、投資家は追加の手数料が必要になるが、セコイアはテック企業への投資の自由度が増す。その結果、セコイアにとって投資はもはや資金の期限のある投資ではなくなる。

 この計画はブラックストーンやヘッジファンドなどが採用している「永久資本」と同じ発想である。

 https://www.ft.com/content/0015e0b3-4664-4ead-a2b9-a4a193ce2bc0

 この記事は2015年に書かれたもの。

 https://www.ft.com/content/0b6272c2-91ae-11e4-afd2-00144feabdc0