雨。
サウジの石油施設へのドローン攻撃を受け、原油価格が急騰している。サウジの生産量は半減する見通しである。
ブレント原油価格は20パーセント上昇した。
市場が再開した月曜日現在、71ドルをつけている。数週間にわたりサウジの原油生産量は最大能力を大きく下回るとのニュースが伝えられた後の出来事だ。1日の上昇幅としては過去最大に近い。
世界の原油価格の指標となっているブレント原油は、12ドル上昇し、71.95ドルをつけている。米国のWTIも63ドル台だ。
今回の攻撃について、米国はイランが組織したものだと主張しているが、世界のエネルギー市場に地政学的なリスクがあることを突き付けた。短期的な懸念事項としては、世界最大の原油輸出国であるサウジによる供給不足である。
攻撃前の原油生産量は日量で980万バレルもあったが、それはどの程度の期間で回復するかが焦点である。
攻撃による損失は500万バレルとみられている。これは世界の原油生産量の5%に相当する。ブレント原油価格の急騰幅としては、1990年にフセイン大統領がクウェートに侵攻して以来の出来事である。
イランの支援するイエメンのフーシー派は土曜日、犯行声明を出した。
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