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OPECは歴史的な減産で合意した。
サウジアラビアとロシアは日曜日に、石油戦争の終結を宣言した。史上最大規模の減産で合意した。これにはトランプ大統領の圧力も背景にあった。
減産規模は世界の原油供給の20%に相当する大規模なものだ。サウジとロシアだけでなく、米国のシェール産業も含め、他の産油国も強制的に生産量を落とす必要がある。
具体的な数値は日曜日の発表によると、日量1000万バレル近くになる。これは金融危機の最中にOPECが実施した減産規模のおよそ2倍相当にのぼる。
トランプ大統領は即座に歓迎の声明を公表し、この合意は米国人の雇用を守ると述べた。
この合意を受け、ブレント原油は31.48ドルまで上昇したが、すぐにフラットになった。WTIも22.84ドルで横ばいで推移している。というのも、需要の減退量が供給削減量の2倍にのぼるとみられているからだ。
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