ECBのラガルド総裁。市場の見込む利上げ観測について、その見方を退けた。
他の中央銀行が金融引き締めに走る中、ECBはインフレ上昇は一時的なものであるとの認識を示した。
市場では来年、ECBが利上げに踏み切るとの観測が高まっている。しかし、ECBのラガルド総裁は最新の政策委員会でインフレ、インフレ、インフレが議論になったと述べた。
委員会ではインフレが来年収束するかについて、多くの議論が行われたという。そして、ECBのアナリストは2022年の利上げを支持しないという結論だったという。
ラガルド総裁が木曜日にそのように述べたにもかかわらず、投資家はECBの利上げに期待をかけ続けている。来年9月までに0.1%ポイントの利上げがあるとみているのだ。
市場の見通しは中央銀行が「ビハインド・ザ・カーブ」となっているというものだ。
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