曇り。
ECBが資産買い入れを増額する方針を決めた。それに伴い、欧州の債券価格は上昇した。欧州株も上昇している。
背景にはECBによる資産買い入れのスピード上昇がある。ドイツの10年国債の利回りはマイナス0.34%まで下がった。イタリアの110年債も0.6%の水準まで下がっている。
ECBは1.9兆ユーロに及ぶ資産買い取りプログラムのスピードを加速させる考えた。欧州の債券利回りは米国債の金利上昇につれて、上昇基調にあったからだ。
現在1週間あたり120億ユーロのペースで買い入れているのを、200億ユーロまで増額する。ECBの木曜日のシグナルは、上昇中の金利への警戒感を示している。欧州諸国の借り入れコストの増加につながるからだ。
米国ほどユーロ圏の経済は力強い見通しを示せていない。依然として金融政策のサポートが必要というわけだ。
欧州の政治リスクを示すドイツとイタリアの国債金利差は縮小している。また、今年の欧州のインフレ率は1.5%だと見込まれている。
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悪化一方のミャンマー情勢。