晴れ。
ウォレン・バフェット氏は、米国の航空株はすべて売却すると述べた。バーチャルで年次総会を開き、現在、買う投資先はないと述べた。
バークシャー・ハサウェイは4つの米国航空会社株を保有している。それをすべて売却したと明らかにした。具体的には、アメリカン、デルタ、サウスウェスト、そしてユナイテッド株だ。
バフェット氏は、「私は間違っていた。航空ビジネスは大きく変わった」と述べた。バークシャーは航空ビジネスに関連して先月、60億ドル相当以上の株式を売却した。
土曜日、投資の世界における第一人者が定例の年次総会に臨んだが、今回は彼の信奉者の出席はなかった。
また同時に、金融危機当時のように大規模な貸し出しを行う決断もくだせないと述べた。現在はいずれの案件も魅力的と言えないという。Fedが適切な行動を迅速にとっており、バフェット氏はその動きを賞賛している、と述べた。
FedはMMF市場やCP市場を機能させるために迅速に動いた。これらの行動は過去であれば、バークシャーに資金調達を依頼したような企業にとって、資金面での不安がなくなることを意味する。投資適格およびジャンク級の債券利回りは3月につけたピークから下落している。
リフィニティブの世界中の企業は3~4月にかけておよそ1.1兆ドル以上を債券市場から調達した。しかし、2008年の金融危機の際、ゴールドマンサックスやGE、バンカメに投資をしたバークシャーが、今回は買収や優先株投資といった動きを見せていないのが目立っている。
ただ、すべての機会が最初の2~3カ月でやってくるわけではない、という指摘もある。バフェット氏は我慢強く、非常に規律を持った人物であることを再確認することになるかもしれない。
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