晴れ。
米国債のイールドカーブがスティープ化している。大統領選で「民主党の波」がやってくる可能性が高まり、財政拡大の可能性から長期ゾーンが上昇しているためだ。
米国のイールドカーブがスティープ化し、投資家は民主党の勝利を織り込み始めている。積極的な財政政策の可能性が高まっている。
火曜日、5年もの国債のイールドカーブが30年もの国債との差が1.27%ポイントとなった。これは2016年以来の大きな水準だ。このギャップは、トランプ大統領が議会民主党との、新しいコロナ対策案についての対話を中止したとのニュースが出た後、縮小した。
30年もの国債の金利はこの日、最大0.14%も上昇した。10年もの国債の上昇幅は0.1%にとどまった。
投資家は、ここ数日の長期金利の上昇は一部には11月3日の大統領選挙で民主党による「青い波」が席巻するとみているからにほかならない。青い波とは、民主党が大統領選挙だけでなく、議会の両院でも勝利を収めるとの見方だ。
民主党が圧勝すれば、より大胆な米経済の支援策が出てくる可能性が高まる。それは米国債の発行が増えることを意味する。
世論調査データによると、上院で民主党が勝利する確率は61%に上昇している。
Fedの政策もこの動きを後押ししている。
https://www.ft.com/content/d467fa5a-9dc2-4c84-ba8f-cf73062023ca