曇り。
トランプ氏の容体について、良い情報と悪い情報が交錯しているようだ。
ウォルター・リード病院でトランプ氏の治療にあたっているホワイトハウスの医師は、彼の容体について混乱しているようだ。当初、トランプ氏の状態は非常に良好だとされた。しかし、金曜日になり、ホワイトハウスの担当者は状態は懸念すべきと述べた。過去24時間の容体は危機的で、今後48時間は重大な局面を迎える、と述べたのだ。トランプ氏が完全に回復するかどうか、まだ見通せないと述べた。
土曜日の夕方になると、トランプ氏は自身の動画を公開した。その中で病院内にいるトランプ氏は人々の支援へ感謝の念を述べた。
土曜日の夕方にはメモも公表された。当初の医師団の記者むけ説明はミスリーディングなものだったとの批判も招いている。
https://www.ft.com/content/265a52cb-3ced-4000-96eb-55e0d0ed03c8
火曜日に行われたトランプ大統領とバイデン氏の討論会の最中、トランプ氏はついうっかり、極右の白人至上主義者グループであるプラウドボーイズのことを、兄弟であるかのように扱った。
あとでわかったことだが、トランプ氏自身はプラウドボーイズが何者であるか、わかっていなかったようだ。しかし、プラウドボーイズの側はトランプ氏のことを全て知っている。
プラウドボーイズは反イスラム教徒主義者のグループだ。トランプ氏が2016年に大統領選挙の運動を始めた時に結成され、トランプ氏自身の極端なレトリックに触発されたことは明確である。トランプ氏によるイスラム教徒の入国制限は、我々がまさに必要としているものだ、とプラウドボーイズ側は賞賛している。
プラウドボーイズは親トランプの美術展を開いている。トランプ氏のサインのある「アメリカを再び偉大に」の野球帽は、このグループの集会における共通のイコンになっている。
彼らは非白人のメンバーがいることを持って、レイシストではないという主張の根拠としている。彼らは西側の文化を称揚することを通じて、活動していると言い張っている。
https://www.economist.com/1843/2020/10/02/when-the-proud-boys-came-to-town