英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

世界株安再び

 晴れ。

 世界の株価が大きく下落した。コロナウイルスの再拡大を懸念した反応である。

 月曜日の世界の株式市場は大きく打撃を受けた。その一方で国債は上昇し、米ドルは下落続きとなった。背景にはコロナウイルスの再拡大により、経済が新たにロックダウンを迫られるとの懸念がある。

 S&P500指数は1.2%下落した。米株は4日営業日連続の下落であり、FedFOMC以降、神経質な地合いが続いている。

 投資家は米国の中央銀行の動きに失望感を隠せないでいる。

 投資家は同時にFed以上に大統領選の動きに目をこらしている。民主党共和党の間では、新しい安心パッケージをめぐり膠着状態にとなっている。政治家たちは新しい経済刺激策をめぐり、妥協点を見いだせないでいる。

 ドイツの株価指数も4%下落し、欧州の低迷もはっきりしつつある。

 コロナウイルスへ再び関心が向かい始めていることで、銀行株や旅行関連株も大きく下げた。このペースでウイルスの感染が拡大し続けると、10月中旬には毎日5万人の新規感染者が出るという。英国では毎日、新規感染者数が2倍のペースで増えている。

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