快晴。
米国株は大幅下落。米国と欧州の株式市場はコロナウイルスの拡大により、続落した。
米国株のベンチマークであるS&P500指数は3.5%下落した。6月以来の大幅な下げだ。95%以上の株式が下落し、指数全体を大きく押し下げた。テクノロジー中心のナスダック指数は3.7%の下げとなった。
欧州ではStoxx600指数が3%下げた。先週末比では6%の下げである。ドイツとイタリアの市場がとくに下げがきつかった。ロンドンのFTSE100指数は2.8%の下げだった。
水曜日の売りは商品市場にも飛び火した。発端はコロナ感染の再拡大が世界中で起きていること。そして、米国において議会が経済刺激策で合意できなかったことだ、とブラックロックのポートフォリオマネージャーは話す。
欧州で感染予防のための外出制限が強化されそうであることも、懸念材料になっている。そして、経済の見通しは暗いものになりそうだ。
ドイツでは水曜日にさらなる外出制限をかけることで合意した。フランスのマクロン大統領も全土のロックダウンを宣言した。
株式の売りは、ハイイールド債や投資適格級社債にも影響を与えている。関連のETFも価格を下げている。ジャンク級社債のイールドは月曜日と火曜日に上昇している。
原油価格も沈んでいる。ブレント原油価格は39ドルに低下。6月以来の低水準である。
https://www.ft.com/content/617f7ad3-6831-4e47-b66a-3efccd1972a6