曇り。
ファッションブランドのJクルーが経営破綻した。コロナウイルスの影響を受けた。コロナウイルス前から、重い債務負担に苦しめられていた事情もあったようだ。同社は債務者との間で、16.5億ドルのデット・エクイティ・スワップで合意した。
Jクルーはチャプター11を申請した。これはコロナウイルスの感染拡大の中で、最初の大手米国小売業の経営破綻となった。
Jクルーはこれまで、PEファンドの支援を受けていた。月曜日にチャプター11の申請を行った。コロナウイルスの影響を受け、広範囲に店舗閉鎖の憂き目を見ていたからだ。
経営再建プロセスの一部として、Jクルーは債権者との間でデット・エクイティ・スワップを行うことで合意した。同時に、4億ドルの再建関連融資を受けることでも合意した。
Jクルーの経営課題は、重い債務負担と、米国人消費者のJクルー離れをどのように食い止めるかだった。ここ数年のデザインは、消費者離れを招いたのだ。同時に、H&MやZARAのような低価格のファッションブランドと激しい競合状態にもあった。
米国にとどまらず、世界中の小売り業者はコロナウイルスの感染拡大に大きな影響を受けている。
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