曇り。
バイデン大統領とマッカーシー議員は債務上限交渉で、原則として合意に達した。まだ交渉は予断を許さない。
バイデン大統領と下院のマッカーシー議長は土曜日、連邦政府の債務上限を2年間引き上げることについて暫定的な合意に達した。今後2年間については、新たな歳出のための新たな債務上限が適用されることになる。米国政府債務の歴史的なデフォルトという惨事を回避することになりそうだ。
合意はバイデン大統領とマッカーシー議長が電話会談した数時間後に発表された。会談は約90分間行われた。ホワイトハウスと下院共和党の間で数週間にわたって行われた交渉の末の出来事である。
合意は両院の承認が必要になる。マッカーシー議長によると、下院の採決は水曜日に行われる予定である。
ホワイトハウスや議員らは素早く動く圧力にさらされていた。イエレン財務長官は6月5日にも連邦政府の資金が枯渇してしまうと警告していた。その結果、経済的、金融的に深刻な結果をもたらす恐れがあった。
バイデン氏は声明文の中で、すべての人が望むものを得られなかったという意味で、合意は妥協を意味している、と述べた。一方、マッカーシー議長は、原則として合意したが、やるべき仕事が大量に残っていると記者団に述べた。
保守派議員らはさらなる譲歩を求めている。
今後の残された論点はいくつかある。1つは歳出レベルである。バイデン氏とマッカーシー議員の合意によると、2024年の非軍事部門の歳出は2023年と同レベルにすると書かれている。そして、2025年はそれから約1%増やす。