孫社長が保有株式を担保として、銀行向けに追加的に差し出す約束をした。
孫社長は今年の3月に、ソフトバンクグループの保有株式の最大60%までを、数十億ドルにのぼる個人ローンの担保として差し出していたことがわかった。ソフトバンク株が下落し、追証を求められていたことがわかった。
具体的には、5700万株のソフトバンク株を追加でグローバル銀行に差し出す。その中にはクレディスイスや大和証券、野村證券、みずほが含まれている。世界でもっともレバレッジをかけた男が、コロナウイルスに苦しんでいる。
孫社長が保有する4億6200万株のうち、3月19日時点で銀行などに差し出している株は2億8000万株にのぼる。6割が担保に差し出されている計算だ。アナリストの一人は、追証を差し出した時期は、ソフトバンク株の変動が激しかった時期と一致する。
ソフトバンクグループの株価は、3月19日に4年ぶりの低水準に沈んだ。
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