晴れ。
米国株は大きく下げた。1987年以来の大暴落で、FRBやECBのアクションにも関わらず、10パーセント近く値を下げた。
木曜日の市場は、トランプ大統領の欧州からの旅行客の入国禁止措置を受け、大きく反応した。コロナウイルスによるパンデミックを防止しようとする措置だったが、かえって不安を増幅してしまった。
ピクテ・アセット・マネジメントのストラテジストは、過去においてもっともコストのかかったスピーチだと評した。Fedは数兆ドルの資金を短期市場に供給することを約束した。
ECBが政策金利を据え置いたことで、欧州の株式下落も加速した。ECBはFedなどの利下げ措置に追随しないことを決めた。その代わりにほかの手段で危機に対応するという。
旅行やレジャー関連株は大きく下げ、大手銀行株も15%近く値下がりした。債券市場における信用力も問われている。クレジット市場では、投資適格級の会社が仮にジャンク級に引き下げられれば、債券の売りが加速してしまう。
原油価格も低下している。
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