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台湾総統選、蔡英文氏の勝利

 曇り。

 台湾総統選挙は現職の蔡英文氏が当選した。親中派対立候補に20ポイント近い差をつけて圧勝した。

 台湾の有権者は総統に蔡氏を選んだ。台湾の総統選の歴史において、過去もっとも高い得票を得た。この結果は、権威主義的な中国に対する反対という強いメッセージを意味している。

 台湾の主権と民主主義を中国政府の脅威から守るために戦うとして、蔡氏は選挙戦でアピールしたことは、香港の命運への注目度を高めた。蔡氏は57%の得票を得て、対抗馬の韓氏を退けた。

 蔡氏の得票数は820万票にのぼった。1996年に台湾が総統直接選をスタートさせてから、もっとも多い得票数だった。彼女の率いる民進党は議会での過半数を得た。

 蔡氏の勝利は、彼女の静かだが、断固たる事実上の台湾独立の意思を示している。

 蔡氏は、「この選挙結果が中国政府に正確なメッセージとして伝わることを望んでいる。台湾の国民は一国二制度を拒否している」と付け加えた

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