英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ウォールストリート、嵐の一週間

 晴れ。

 今週のマーケットは荒れ模様の1週間だった。金曜日になってようやく、ウォールストリートは平穏を取り戻した。ただ、米国経済については警告が鳴ったままである。

 金曜日の株式市場は失った分、いくぶん回復した。S&P500指数は1.4%上昇した。製造業や金融、テクノロジー株が主導した。金曜日の株価回復にも関わらず、今週の取引は不安定だった。S&P指数、ナスダック指数とも3週間連続で下げた。

 米国が今後1年以内にリセッション入りするというS&Pのレポートによると、その確率は30から35%になるという。従前よりも上昇した。

 投資家は安全資産への逃避を続け、ドイツからニュージーランドまで、国債の利回りは低下した。

 金曜日にはドイツのシュピーゲル誌が、ドイツ政府が財政赤字を容認し、来るリセッションには債務を増やして対応しようとしている、と報じた。

 9月のECB会合で、大きな刺激策が打ち出されるのではないかという兆候も、センチメントを改善させている。

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