英字紙ウォッチング

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年初の株式市場パフォーマンス

 快晴。

 米国株は今週、9週連続のブル相場を終えた。2024年は売りで始まっている。

 S&P500指数は金曜日に根戻ししたものの、1週間としては1.5%下落した。2024年の株式市場は過去10年でもっとも悪いスタートを切った。投資家は利上げへの期待と恐れの間で揺れ動いている。

 S&P500指数は金曜日に0.2%上昇して引けた。しかし、1週間としてみると、1.5%の下落だった。日中の取引時間中、指数は大きく振れた。雇用統計が予想以上に強い数字となり、ISM指数のサービスセクターも回復ぶりを見せたからだ。その結果、米国経済の減速により利下げが早まるとの期待を更新することになった。

 良いニュースは悪いニュースであり、悪いニュースは良いニュースである、という原点に立ち戻る必要がありそうだ。

 今週のブルーチップの株式指数の値動きは、12月の市場の雰囲気が変わったことを象徴している。12月の株式相場は9週連続して上昇した。2004年までさかのぼらないと発生しなかった「偉業」である。

 アナリストは年初のパフォーマンスを最初の5日間で計測しがちである。

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