英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

高まるレバレッジドローンへの警戒感

 晴れ。

 Fedがレバレッジドローンを警戒している。景気減速時にその減速を加速させる恐れがある。月曜日に金融安定レポートを公表し、その中でレバレッジドローンに言及した。

 債務の多い企業に対する貸し出しのレベルが高い水準になっており、それへの警告である。

 2019年の第1四半期において、重債務企業へのローンの比率が40パーセントに達していると指摘している。ブレイナード理事がチェアを務める委員会がこのレポートを執筆している。

 先月、IMFも企業債務の積み上がりに警鐘を鳴らした。ここ数か月、イエレン前議長も同様の指摘を繰り返している。今年に入り、イエレン氏は「経済が減速局面になったとき、企業再建の取引が増えるだろう。もし企業が苦境に陥ると、労働者を解雇し、投資支出を抑える。そして、私が思うに、次のリセッションをより深いリセッションにさせるだろう」と述べている。

 先月行われた議会の公聴会で、大手銀行の幹部らは、レバレッジドローンが経済にとって主要なリスクの一つであると述べている。

 Fedの定義でレバレッジドローンとは、EBITDAの4倍を超えて債務を負っている企業に対するローンのことである。

 https://www.ft.com/content/6db4dfb2-7031-11e9-bf5c-6eeb837566c5