英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

GE再編

 曇り。冴えない天気が続く。しかも、寒い。
 WSJのトップニュースはGEが不動産事業を切り離すというニュース。ブラックストーンやウェルズ・ファーゴとの話し合いが進んでいるという。300億ドル規模の売却だ。
 GEのイメルトCEOからすれば、長く続く株価低迷への投資家のいらだちを断ち切る狙いがある。
 GEの持つ不動産ポートフォリオの中身は、世界中のオフィスやショッピングモールが中心。
 http://www.wsj.com/articles/ge-close-to-selling-real-estate-holdings-1428600831?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories 
 原油安がヘッジファンドの一部に影響を及ぼし始めた。元シチィグループの著名トレーダーの運用するファンドが、投資家に資金を返還している。同ファンドはピーク時に10億ドルの資金を集めていた。
 過去9ヶ月間、エネルギー企業関連のジャンク債に投資していたが、エネルギー価格の低迷で損失をこうむっていた。こうしたスタートレーダーでも、この半年ほどの原油価格低迷を読み切れなかったということか。
 http://www.wsj.com/articles/allan-tehs-hedge-fund-kamunting-capital-shutting-down-1428592013?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 ロシア国民のムードが少し変化しつつあるようだ。地方において、散発的ながら組織化された民衆の抗議運動が起きている。明らかに政権に対する不満が表れたものだ。
 木曜日にはフィンランド国境に近い都市で抗議デモが起きた。多くの野党政治家が逮捕された後、クレムリンの任命する地方市長がやってきたからだ。
 4月19日は注目される。反体制活動家の組織する平和と自由を求める行進、が予定されているからだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/8a2c2802-ded2-11e4-852b-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3WlmcRrIV