曇り。
ドイツ銀行は弱り目に祟り目である。今度は地方政府債投資で16億ドルの損失を被った。金融危機以降の有価証券投資による損失としては最大規模である。
この損失の規模は2018年の会社全体の利益の4倍に相当する。
ドイツ銀行内部ではこの損失をどのようにコントロールするか、議論が続いていた。米国の強力なライバル銀行に対抗するために、能力をつける必要があるという要請もあった。
ドイツ銀行は何年にもわたり、債券価値とその関連のデリバティブの価値を市場価値まで帳簿上落とすことに抵抗してきた。内部資料によると、会計士からそのような関心を寄せられていたことが判明している。
Fedの議事要旨が公表された。今年後半に、バランスシートの縮小を止める準備をしているという。
大半の委員は先月のFOMCにおいて、4兆㌦に及ぶバランスシートを縮小するのを止める用意があることを示唆した。そしてアクションプランが間もなく公表される予定である。
そして、このような公表をすることで、Fedのバランスシートの規模の正常化が完成し、より確実性を増すと評価している。1月29日、30日のFOMCの議事要旨で判明した議論の内容である。
Fedは2017年から、債券の償還分を再投資しない形でバランスシートを縮小してきた。そして、ポートフォリオのサイズはピーク時の4.5兆ドルから、現在は4兆ドルまで縮小した。
さらに、米国の経済成長率が高まるリスクがよりはっきり判定できるまで、利上げを休止することを支持する意見も出された。
1月の記者会見でパウウェル議長は、12月の会見とは利上げの態度を一変させ、引き締めとも緩和とも、どちらでもない態度を維持していると述べた。
https://www.wsj.com/articles/fed-minutes-reveal-growth-risks-prompted-rate-pause-11550689273