曇。
JPモルガンがイギリスの決済ビジネス会社のワールドペイを買収した。金融危機後の取引としては最初の大型買収案件である。
ワールドペイの経営陣が火曜日に明らかにしたところによると、JPモルガンから予備的なアプローチを受けたという。
https://www.wsj.com/articles/vantiv-j-p-morgan-make-takeover-approaches-for-u-k-s-worldpay-1499158209
FRB幹部が9月からバランスシートを縮小させることを示唆している。一方、利上げは12月会合まで見送るかもしれない。
FRB幹部としては、バランスシート縮小によってマーケットがどのように反応するのか、評価する時間が欲しい。さらに、最近インフレ率が減速している傾向にあることが遠のくのかも確認したいところだ。
このことは、来年任期切れを迎えるイエレン議長の再任問題も左右する。
その手がかりとなるのが、今週水曜日に公表される6月会合の議事要旨と、来週議会で予定されているイエレン議長の議会証言だ。8月末には恒例のジャクソンホール会合が開かれる。
当初、FRBは今年３回の利上げを行い、12月にバランスシート縮小計画を始める考えでいた。しかし、新たな戦略をいくつかの理由で検討し始めている。
一つは、6月会合で４・５兆ドルのポートフォリオを縮小させる計画を明らかにした。２番目に、もしイエレン議長の再任がないのなら、12月までに待たずに動き始めるかもしれない。3番目は、インフレ率が依然としてFRBにとって謎であることだ。
https://www.wsj.com/articles/fed-eyes-september-announcement-on-balance-sheet-reduction-1499195429
