曇り。
FOMCが開かれた。政策金利の変更はなし。連続して利上げすることを中止することをにおわせた。
Fedのパウウェル議長は記者会見において、利上げの可能性は幾分弱まった、と述べた。わずか6週間前の会合で、2019年は2回以上の利上げの可能性があると思い描いていた。しかし、今回の会見ではそうした雰囲気は一掃された。
水曜日の会合後に公表された声明文では、次にFedがどう動くかについての手がかりはまったくなかった。そのことは逆に連続利上げサイクルが終わったことをにおわせている。
声明文では、金利がほとんどゼロだった2015年以降、言及してきた将来の利上げについての文言が落ちた。同時に4兆ドルにのぼるバランスシートをどのように縮小させるかについてのガイダンスも公表した。
今回の見直されたガイダンスにより、Fedは経済が弱体化した時にどう対応するか、金融政策のペースについて柔軟性を得ることができた。