共和党を支持する大金持ちとして知られるコーク兄弟の話題である。
チャールズとデビッドのコーク兄弟は、批判を受けることに慣れている。今週、8月の死ぬような暑さの中、チャールズは再び汗をかきながら、トランプ大統領のツイッター発言でスポットライトを浴びている。コロラドスプリングで開かれた、コーク兄弟の政治資金ネットワーク集会で、チャールズは米国の大統領にいくつかの批判を行った。貿易や移民をめぐるトランプ氏の政策を厳しく批判したのだ。来るべき次の選挙においては、民主党の候補者を支持する可能性を示唆している。
50年以上の長きにわたって、コーク兄弟は父親の会社を成長させ、原油パイプラインや肥料を生産する一大帝国を築いた。そして同時に、彼らは保守政界において、もっとも影響力のある資金提供者となった。
月曜日、コーク兄弟のネットワークはある発表を行った。ノースダコタ州の上院議員選挙において、トランプ氏を支持する候補者であるケビン・クラマー氏を支持しないと表明したのだ。この発表に対するトランプ氏の反応は、速やかなものだった。いくつものツイートの中で、グローバリストを標ぼうする容体は、冗談のような存在だ、とこき下ろしたのだ。私は彼らの支持を必要としない。それは、彼らのお金も悪いアイデアも必要としないからだ、と述べた。
たしかにコーク兄弟はトランプ氏を公式に支持したことはない。2016年の大統領選において、チャールズは、トランプ氏とヒラリー・クリントン氏の選択を、がんと心臓麻痺のどちらを選ぶのかに等しいとたとえてみせた。
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