イタリアの財政問題。EUの期限を前に、予算案を連立政権が承認した。
イタリアのポピュリスト連立政権は、来年の予算案を承認した。この予算案では、退職年齢を若くし、未払いの税金について部分的な免除を与える内容である。
月曜日夕方の閣議の後、コンテ首相が会見し、イタリア政府としては予算案を欧州委員会に送付するつもりだと述べた。この案が承認されることが、ブリュッセルとの間で続いている交渉の部分的な第一弾となる。これが認められれば、イタリア連立政権が計画している支出の拡大が可能になる。
この予算案により、2019年までにGDP比で０・９％としていた財政赤字は、２・４％まで拡大する。イタリア政府はこの予算案により、数十万人の若者に職業の機会を与える、と述べた。
予算案を受け取る前に、欧州委員会の幹部はイタリアの予算案を厳しく批判してきた。一方、イタリアの財務大臣は、この予算案をブリュッセルに十分説明することができると自信を示している。
https://www.ft.com/content/1b94ea8e-d080-11e8-a9f2-7574db66bcd5
