英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

財政緊縮時代の終わり

 晴れ。PCもこのブログの編集も、このところなんだか調子が悪い。
 今年もあと2週間弱で終わる。溜まりに溜まった雑務を片付けることに専念する。
 ダウ株価はアップダウンの激しい1週間だった。
 水曜日に投資家たちが予想していたのとまったく同じ政策をFedが打ち出してから2日間、ダウ工業株価指数は8月後半に大幅下落して以来の株価の下げを演じた。2日間の下げにより、ブルーチップ株価は621ポイントも消失した。2ヶ月ぶりの低水準であり、FOMC前に得た上昇分をすっかりなくしてしまった。
 投資家はエネルギーや鉱業セクターに関する厳しいニュースを抱えながら休日に入った。海外経済の原則や低格付け社債市場の安定に関する不確実性も抱えている。
 一方、上場企業は高収益決算が続いている。投資家は歴史的な平均株価と比べて割高な株価であるため、投資に二の足を踏んでいる。
 株価が弱含んでいるため、投資家は安全資産への逃避を続けている。国債金利は10年もので2・197%まで下落した。
 http://www.wsj.com/articles/rate-rally-fizzles-as-dow-ends-week-with-slide-1450484840
 米国議会は金曜日、広範囲にわたる予算案を承認した。税額控除を企業から低所得世帯まで拡大するものだ。しかし、この予算を実現するには、数千億ドルもの新たなコストがかかる。
 今回の予算案承認は共和党中心の議会がここ数年混乱を招いていた中で、ようやくフィナーレを迎えることになった。5年間にわたり政府が分裂し、何度も政府閉鎖の危機に見舞われた中で、ようやく生産的な結論を得ることができた。
 ここ数年は、財政赤字の縮減を求める共和党からの要求で何度も政府閉鎖の危機に陥っていた。「財政緊縮の時代は終わった」と財政政策アナリスト(こんな商売が成り立つ!)は言う。
 しかし、こうした勝利は常に円滑に実現できているわけではない。
 http://www.wsj.com/articles/after-tough-talk-on-deficit-congress-runs-up-a-tab-1450456573