曇。
連立政権協議が難航しているドイツで、野党のSPDが大連立を検討し始めているという。シュルツ党首は、その選択肢を認めた。
木曜日の夜、ドイツの社会民主党の幹部らが、メルケル氏と連立政権入りで組むのか、議論を始めたという。
SPDのシュルツ党首は木曜日、シュタインマイアー大統領と非公開の会合を持った。この会談は政治的手詰まりを打開するための最新の試みである。
シュタインマイアー大統領は自身、以前はSPDの外務大臣を務めた。大統領としては新たな選挙は避けたい考えであり、各党の党首らに連立政権協議を再開させるよう求めている。
SPD党内にも新たな動きが出ている。連立政権を認める動きである。
https://www.ft.com/content/5cb8a36a-d073-11e7-b781-794ce08b24dc
ドイツをめぐる評論。独りよがりと自己満足の間で連立政権協議が揺れ動いているようにみえる、と皮肉っている。メルケル首相とその連立相手は、ドイツの経済的成功の分け前をめぐって、実りのない協議を続けている、と揶揄している。
クリスマスの買い物客で溢れかえるベルリンの町並みを歩けば、ドイツ人に危機だと訪ねても、何の危機か、と問い返されるのが落ちであろう。
ドイツという国は右傾化しつつあるとともに、内向きになりつつある。
https://www.ft.com/content/52c28158-cf99-11e7-9dbb-291a884dd8c6