英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米比会談

 晴れ。
 トランプ大統領が今度はフィリピンのドゥトルテ大統領と会談した。
 ドゥトルテ大統領は長年にわたるフィリピンの対米悪感情をもって、会談に臨んだ。ただ、トランプ氏による、麻薬戦争についての暗黙の支持やIS勢力との戦いへの米国の援助によってその感情は若干和らいでいる。
 2016年6月に大統領に就任して以降、ドゥトルテ大統領は何度も口頭で米国を攻撃している。とくにオバマ大統領と人権問題で衝突した。
 マニラにおけるAPEC首脳会談で、ドゥトルテ大統領はトランプ大統領を握手で歓迎した。
 https://www.wsj.com/articles/trump-fellow-populist-duterte-to-meet-as-u-s-philippine-relations-improve-1510498539
 サウジ問題の続報。ビジネスマンは、今回の逮捕によって、エリートたちによる職権乱用的な行動がなくなるのか、疑いの目で見つめている。
 6ヶ月前に、ムハマド・ビン・サルマン皇太子が話をしたとき、腐敗をなくすと約束した。大臣であれ、王子であれ、腐敗行動を行ったものは逃げるしかない、と述べた。
 今回のような200人以上に及ぶ人々が逮捕される突然の嵐を、誰も想像していなかった。誰も法律の上に立っていないことを示したが、これが、何を意味するのか、一時後継者と目された多くの王族が標的にされたことで訝しむ声が出ている。
 過去何十年にもわたり、何千人ものサウド家の王子たちの忠誠を守る手段として、特有の汚職が繰り返されてきた。
 防衛兵器のセールスはもっとも悪名高いセクターである。医療や公共的な仕事、通信なども同じである。
 幹部らが推測するに、政府による契約額の10%から25%は、定期的に中抜きされる。これによって、伝統的にサウジ王国の権力バランスがとられてきた。
 今回の逮捕は非常に高度に政治的な逮捕であると思われているが、しかしながら、今回の逮捕によって、これまでのサウジエリートたちによる汚職行為に終止符が打たれるのではないかと期待されている。
 https://www.ft.com/content/f5a9340e-c60f-11e7-a1d2-6786f39ef675