英字紙ウォッチング

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地方選挙の敗北

 米国の地方選挙において、民主党の勝利が続いている。民主党を元気づけている。ただし、ヒラリー氏が勝利した地域での勝利にとどまっている。
 一例がニュージャージー州で知事選に勝利したマーフィー氏だ。そこから230マイル離れたヴァージニア州では、ノーサム氏が新知事に選出された。
 選出後に、新知事は「ヴァージニアは分裂が終わったと告げている」と述べた。ある意味、これらの声明は決まり文句でもある。
 しかし、彼らはトランプ氏に対する反対者でもある。そして、分裂を促すような政治スタイルに対するノーでもある。トランプ氏は勝利した2知事の対抗馬と選挙戦を戦ったわけではない。
 対抗馬である共和党候補は、民主党候補がそれぞれ暴力的な不法移民と関係があるかのような広告を展開した。不人気なトランプ氏抜きのトランプ主義が選挙戦における勝利につながるのではないかと期待しての動きである。
 しかし、結果的には勝利につながらなかった。
 共和党とトランプ主義は敗北を続けており、来年の中間選挙に向けて、両党の動きは対照的である。
 マーフィー新知事は前大使で、ゴールドマンサックスの幹部だった。
 https://www.economist.com/news/united-states/21731122-yet-most-them-came-places-hillary-clinton-won-string-election-victories