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トランプ大統領がフィリピンのドトゥルテ大統領をホワイトハウスに招く。北朝鮮対策だ。
週末に電話会談を行い、明らかになった。ドトゥルテ大統領は昨年、長年の同盟国である米国から離れると宣言している。電話会談は、ドトゥルテ大統領が主催する南東アジア諸国のサミットに引き続いて行われた。サミットの主要な議題は中国が外交的勝利を収めつつある南シナ海をめぐる領土紛争について話し合った。
一方、中国の戦艦が3隻、珍しくフィリピンを訪れた。
ホワイトハウスのプリーバす補佐官は日曜日にABCのインタビューに応じ、トランプ氏はアジア諸国の首脳たちを支援する考えを明らかにした。すべては北朝鮮との紛争に備えるためだ。トランプ氏はシンガポールやタイで首脳たちと話し合う計画も立てている。
しかし、ドトゥルテ氏の人権侵害について、プリーバす氏は批判的だ。昨年6月に彼が大統領になって以降、すでに8000人以上が殺されているとみられる。
中国が他の南東アジア諸国の支持を求め、急速に資源豊富な南シナ海の支配を得つつある中、フィリピンは米国にとって、アジア戦略の要石的な存在だ。
アナリストによると、ASEAN諸国が中国の動きに対処することに慎重なのは、トランプ政権になってから、米国がこの地域にどう関与するのか、不確実なためだ。しかし、ドトゥルテ大統領との会談でトランプ氏のアジア戦略が明確になるかもしれない。
https://www.wsj.com/articles/philippines-says-trump-called-duterte-to-affirm-alliance-1493542752