3連休の初日。前夜から雨である。
昨年11月のパリのテロ事件を首謀した容疑者がベルギーで拘束されたとのニュースが入ってきた。男は11月13日の襲撃のロジ担当で、実行犯たちを130人を殺した現場まで車で連れてくる役目を果たしていたという。
ただ、彼の逃亡は一つの不快な疑問を投げかける。彼がなぜこれほど長期間にわたって逃亡することができたかだ。
http://www.wsj.com/articles/salah-abdeslam-paris-attack-suspect-captured-in-belgian-raid-
欧州が難民流入でギャンブルに打って出た。すでに欧州が直面している難民危機は1年に及んでいる。ギリシャの島に到着した何万人にも及ぶ難民を帰還させるというのだ。
トルコとドイツの協定によるものだ。これは激しい集団的な反応を招いている。
この試みは土曜日の夜から始まる。ギリシャの島にたどり着いた難民は全員、許可がない限り送還される。EUとギリシャの当局は人員と装備を展開し、送還を可能なものとすべく準備している。メルケル首相は「幻想は抱いていない」と述べた。
しかしこの送還の試みは、人権団体の怒りを買った。法的にも疑義のある施策だ。
今回の欧州との交渉でトルコは60億ユーロの資金支援とEU加盟の交渉に進展が見込めることになった。EUは同時に7・2万人のシリア人をトルコから直接受け入れることを約束した。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e0de5c50-ed28-11e5-9fca-fb0f946fd1f0.html#axzz43JuCJ1aB