英字紙ウォッチング

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共和党の夢

 今日も晴れ。暑い日々が続く。
 議会共和党の税制改革案は現状の税制と真正面から衝突する内容だ。変化を求める大胆な共和党案は、税制システムの現状と衝突する内容で、実現には政治的な支持を得る必要がある。
 税制改革についての政治的論争において、今年の明確な勝者が存在する。それは現状の税制だ。
 共和党は税率を大幅に引き下げの代わりに、減税措置を求めている。大規模な減税措置は生き残っているが、大胆な税制改革案はすでに政治的には死んでいる。
 共和党が提案した国境調整税や医療や退職に伴う個人の減税措置はすべて、共和党内の強い抵抗に遭遇した。唯一、大規模な税収引き上げ条項はコンセンサスを得つつある。
 共和党の(税制改革における)夢は、利益団体のロビー活動や税制システムの現実と衝突している。政治家たちは税制を嫌っているが、具体的に何を嫌っているのか、合意が得られることはない。有権者も税制の複雑さについてぼやくが、貴重な減税を失うことには慎重である。
 共和党はすでに、その提案する減税によって失われる税収ロスを埋めるいくつかのアイデアを探している。共和党の首脳陣は、今年の年末までに歴史的な税制改正を終えると述べている。
 日曜日の遅くには、トランプ氏がツイッターで、税制改正のプロセスは非常にうまく進んでいる、と述べた。
 法人税はトランプ氏が主張する15%ではなく、25%にする案が一つ。
 https://www.wsj.com/articles/gops-proposed-tax-changes-are-no-match-for-status-quo-1496055605