英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

インド異変

 快晴。気持ちの良いテニス日和。
 減速するアジア経済の中で、輝ける新興国経済の星であったインド経済に異変が起きている。通貨ルピー安がインドの債務を抱えた企業の重しになっている。通貨ルピーは今年に入り、約4パーセント下落した。
 http://www.wsj.com/articles/india-emerging-markets-bright-star-is-faltering-1456518601
 米国経済について。従来予想されているより力強い成長が見込めそうだという。
 米国の1月のインフレ率は加速し、昨年の経済は予想よりも強い勢いを示している。海外経済の見通しは不安定なのも、意に介さないような勢いだ。
 PCEインフレ率は、食料とエネルギーを除いたベースで昨年1・7パーセント上昇した。前年の1・5パーセントより加速した。
 商務省によると、第4四半期のGDP成長率は年率1パーセントに上方修正された。しかし、市場は中国などの影響を受けて、米国経済はリセッションの可能性があるとおびえている。その結果、FRBは今年都合1パーセントの利上げを予想しているが、トレーダーたちは利上げなしの横ばいの可能性が高いとみている。
 問題は米国経済の見方にコントラストがあるからだ。GDP成長率は底堅い労働市場も堅調で、住宅価格も上昇している。一方、海外市場は弱含みだ。製造業セクターは下落している。
 GDPの上方修正は在庫投資が増えたことが一因だ。個人消費も0・5パーセント伸びた。家計の消費は予想通り回復している。
 GDPの発表を受け、ドル高が進行した。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/1fda071e-dc8b-11e5-827d-4dfbe0213e07.html#axzz41ECOd8bl