英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

雇用統計

 晴れ。今日もPCのご機嫌が悪いようだ。
 昨年12月分の雇用統計が発表され、新規雇用者数の増加ペースは弱まった。しかし、賃金は2009年以降でもっとも高い伸びとなった。
 新規雇用者数は15・6万人。失業率はほとんど変化せず4・7%だった。
 http://www.wsj.com/articles/u-s-added-156-000-jobs-in-december-1483709582
 BLSのニュースリリース。雇用の伸びはヘルスケアや社会援助分野で大きかった。
 失業率は4・7%でほぼ変わらず、失業者数は750万人となった。主要な労働者のグループごとにみると、成人男性の失業率は4・4%、女性は4・3%だったが、ティーンエイジャーの失業率は14・7%と相変わらず高い。人種別には、黒人がもっとも高く7・8%。
 27週間以上職がない、いわゆる長期失業者数は180万人とあまり変わらなかった。2016年の1年間で長期失業者は26・3万人減少した。
 労働参加率は62・7%とこれまたあまり変わらず。一方、経済的な理由でパートタイム労働をしている人の数は560万人だった。この数は1年間で45・9万人減少した。
 https://www.bls.gov/news.release/empsit.nr0.htm
 FedWatchより。Duy教授は、Fedの見通し通りだと評価している。労働市場は堅調である。
 その結果、2016年最後の雇用統計は、2017年に75ベー死すの利上げを見込むFedの中期見通しにインパクトを与えるほどではなかった。
 雇用統計では過去2ヶ月の新規雇用者数の数字も情報修正され、良い数字となった。
 2015年1月以降、12ヶ月移動平均の新規雇用者数の増加幅は、26・2万人から18万人に減速している。しかし、これでも失業率をコンスタントに押し下げるには十分なペースである。
 Duy教授も賃金の上昇率は2・9%に加速したと評価している。
 問題は、自然失業率の下ブレだ。12月のFOMCの議事要旨を見てみよう。それによると、長期の金利は下ぶれているということの有りうべき示唆を議論すると、多くの参加者は、経済の見通しが進展するに伴い、時宜にかなった金融政策の調整が必要になると強調した。経済はFedが突然利上げを試みるような状況に至っているかもしれないが、今回の雇用統計を見る限り、そのようなことは起きそうもない。
 http://economistsview.typepad.com/timduy/2017/01/solid-employment-report-keeps-fed-on-track.html