ゴルディロックスな雇用市場 - 英字紙ウォッチング

　晴れ。

　米株は下落して引けた。予想よりも雇用統計の数字が弱く、アップル決算も失望売りにつながった。4日連続の下落で、3か月ぶりの長めの下落が続いている。

　米国債の利回りが上昇し、投資家はリスク資産への投資の借り入れコストを再計算している。

　金曜日に発表された雇用統計も、労働市場がゆっくりとながら、冷え込みつつあることを示していると受け止められた。総合的に考えて、今回の結果は利上げがピークを打ち、経済を強いままに保ちつつ、インフレを鎮静化させるFedの取り組みが終盤に差し掛かっている。

　雇用統計は同時に平均時給は4.4％上昇したと発表した。9月のFOMCにおいて利上げはなく、据え置きとの見通しが増えている。

　雇用市場は「ゴルディロックス状態」が目前である。失業率は低下しているが、移民や若者、女性の労働力が流入し、加熱気味の労働市場を冷やしつつある。

　米国の労働市場は冷却されつつある。それはFedによって十分とは言えないが、次第にFedの理想に近づきつつある。

　米国の労働局は金曜日、18.7万人の新規雇用者数が7月に増えたと発表した。予想よりも低かったとはいえ、失業率は低下した。このことは、単純な事実を示している。