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アメリカの9月の雇用統計が発表された。失業率は50年ぶりの低さを記録した。新規雇用者数の増加幅は13.6万人だった。
夏場の力強い雇用環境と50年ぶりに低い失業率は、賃金上昇率が減速している兆候とオフセットされる格好となった。アメリカの労働市場の健康状態を示す9月の結果が公表された。
新規雇用者数は13.6万人の増で、8月も16.8万人に上方修正された。
事前のコンセンサス予想は14.5万人で、それには届かなかった。しかし、7月の数字も上方修正され、夏場の雇用条件は力強いものだった。
9月の製造業は2000人、雇用者数を減らした。小売りは主に衣料店での雇用縮小が集中し、1.1万人の減。オンラインショッピングへ移行する動きに影響された。
失業率は3.5%へ低下した。1969年以降の数字としては最低レベルである。
一方、賃金上昇率も減速している。
パウウェル議長は金曜日に講演し、米国経済はよい状態にあり、歴史的にみて力強い雇用市場を維持する重要性を強調した。失業率はここ2年以上、Fedの予想する水準を下回って推移している。
9月の雇用統計を受け、米国株は上昇した。
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