英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

サルコジ破れる

 来年は欧州にとって、政治の年になる。
 まずフランス。サルコジ元大統領が大統領予備選挙で破れた。フィロン氏とジュペ氏が2回目の投票に臨む。これは11月27日に行われる。
 フィロン氏は社会的には保守派で自由市場改革者である。サッチャー氏を尊敬し、同性愛同士の結婚には反対している。その彼が1回目の投票ではトップ当選した。
 https://www.theguardian.com/world/2016/nov/20/nicolas-sarkozy-defeated-primary-french-rightwing-presidential
 一方、ドイツ。2017年9月に行われる選挙に出馬し、4選を目指す。オバマ大統領が引退し、今度はドイツが世界のリーダーシップをとる用意がある、という馬鹿げた考えを一蹴したい考えのようだ。
 メルケル首相は62歳。世界のリーダーの中ではもっとも経験があり、西側諸国の中でもっとも長くトップの座を勤めている。トランプ氏とどう付き合うのか、ロシアの脅威やブレグジットにどう対処するのか。彼女の一挙手一投足が問われる。次の任期でも、移民の問題やユーロ危機が主要な課題になろう。
 https://www.theguardian.com/world/2016/nov/20/angela-merkel-expected-stand-for-re-election-germany