トランプ氏の経済政策が災難である4つの理由。
トランプ氏が大統領になる可能性は以前に私が予想したよりも高くなっている。そして、彼が自身の経済政策を実行に移す可能性も高くなっている。
彼は、自分の経済政策が労働者階級にとって良いと主張しているが、実際には、彼の計画は高い所得減税と伝統的な共和党イデオロギーに沿った規制緩和である。これは裕福な人や権力のある人の好む政策である。
国際貿易に関していうと、助けを必要としている人々よりも多くの人々を害する。ここでは4つの分野について、検討してみたい。
一つは、社会保障やメディケアの分野である。トランプ氏は財政政策に関しては、共和党の主張に沿ったものが多い。彼は富裕層の税率は低いほうが良いと信じており、社会保障プログラムの廃止を主張している。しかし、社会保障とメディケアについては守りたいのだという。問題は、彼が真剣にそれを主張しているかだ。
2つめは規制緩和。教育や食料安全、ドットフランク法のような規制や予算の削減を主張している。
3つめはFRBの構成の変更と独立について。しかし、トランプ氏の主張は一貫していない。11月にイエレン議長が利上げをしないのでは、オバマ政権がそうするなといったからだ、と述べた。しかしその後、イエレンが悪い仕事をしているとは思っていないと述べた。
4つめは国際貿易だ。
http://www.thefiscaltimes.com/Columns/2016/09/23/4-Reasons-Trump-s-Economic-Policies-Would-Be-Disaster