英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

トランプVSローマ法王

 晴れ。
 米国大統領選の最新の世論調査が出た。クリントン候補は女性の支持率も低下し、苦戦している。女性票はサンダース候補に流れているという。
 クリントン氏は53パーセントの支持率だったのに対し、サンダース氏は42パーセントまで追い詰めている。1ヶ月前にはその差は25パーセントポイントもあったが、半分に縮まった。
 クリントン氏は固い支持を受けているが、そのリードはコア支持者である女性の間で徐々に縮まっている。クリントン氏はネバダや南部州でマイノリティ有権者の間で支配的な支持を受け続けている。
 気になるのは、彼女に対し、ネガティブな印象を持つ人が増えていることだ。もし彼女が大統領になれば、不確実で悲観的な見方をする人が増えている。
 世論調査関係者は、クリントン氏の最大の障害はサンダース候補ではなく、彼女自身が有権者から信任を勝ち取るのが難しいことだ。
 世論調査は2月14日から16日にかけて実施された。アイオワで投票が行われた後、サンダース候補が支持を伸ばしていることを示している。
 サンダース候補の得票で大きいのは、若い女性だ。
 http://www.wsj.com/articles/poll-sanders-makes-gains-as-womens-support-for-clinton-shifts-1455832801
 トランプ氏が今度はローマ法王との間で論争を引き起こしている。法王の聖性について厳しく問いただしたのだ。
 トランプ氏の反移民的な姿勢について、法王がトランプ氏のことをキリスト教徒ではない、と批判した後の出来事だ。トランプ氏はこれに応じ、個人の信条について疑問を投げかけるのは不名誉なことだ、と述べた。
 ローマ法王は移民の権利について歯に衣を着せない支持者である。その法王がトランプ氏の姿勢について、やんわりとたしなめた。これはサウスカロライナにおける論争の中核にあるテーマだ。
 http://www.wsj.com/articles/pope-francis-calls-donald-trumps-border-wall-not-christian-1455814974