英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

クルーズ脱落

 朝方は猛烈な風と雨。だが、やがて落ち着いてきた。
 しかし、マーケットは安心とはいかないようだ。市場は不安感でいっぱいであり、株価と原油価格は反落。円は2014年10月以来の円高水準となった。オーストラリアの中央銀行は火曜日、政策金利を0・25パーセント引き下げ、1・75パーセントとした。インフレ率の低迷と中国需要の弱さからくる経済の低迷に対応した動きだ。
 ここ数ヶ月は経済の減速だけでなく、ドル安と中央銀行のより一層の緩和期待がよりリスクのある資産への需要を増していた。
 円はドルに対し、火曜日の取引時間中、105円53銭まで上昇した。
 http://www.wsj.com/articles/high-anxiety-markets-get-roiled-1462314812#:XQ2vtNtISP5suA
 クルーズ候補がインディアナ州予備選挙で敗北し、大統領選から離脱すると表明した。一方、民主党クリントン氏が僅差で敗れた。
 http://blogs.wsj.com/washwire/2016/05/03/indiana-primary-live-blog-and-results/#:dq0cCZWAUEvvEA
 ニューヨークタイムズより。ポピュリストのアウトサイダー共和党をコントロールするに至ったとしている。
 インディアナ州はクルーズ候補にとって期待をつなぐ地域だったが、勝利できなかった。6月7日に最後の共和党予備選挙が行われ、指名を得る見通しだ。
 一方、サンダース候補はインディアナで勝利した。これでクリントン氏との差が縮まるわけではないが、一矢報いた格好だ。クリントン氏にとってみれば、インディアナでの敗北は、彼女の支持が白人や労働者階層への浸透度合いに疑問を抱かせる結果となった。
 トランプ氏の勝利は、米国の政治史上、特筆すべき事態となった。彼はアイゼンハワー大統領以来の例外的な存在となる。トランプ氏は2012年4月まで共和党員でなかった。それまで民主党に何十万ドルも寄付を行っていた。そして、政治信条も、共和党の伝統的政策である中絶や税制、銃規制に関して反対の意見を持っている。
 http://www.nytimes.com/2016/05/04/us/politics/indiana-republican-democratic.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=span-ab-top-region®ion=top-news&WT.nav=top-news&_r=0