今日も快晴。寒いが空が青く、澄んでいる。
米議会は2年間の予算案で合意した。議会の首脳陣は水曜日、2年間の予算案で合意したと述べた。先月、政府閉鎖が起き、長期的な資金繰りで機能不全になりつつあった予算歳出や移民問題をめぐっての混乱は避けられることになった。
今後2年間は連邦歳出の上限は約3000億㌦まで引き上げられた。2011年の予算法で引き上げられた上限を上回る。債務上限は2019年3月まで延期される。もし共和党が支配する議会でこの案が認められれば、防衛予算の拡大を求める防衛タカ派の勝利を象徴することになる。
この法案は議会首脳陣とホワイトハウスの多大な交渉の産物である、とマコネル上院議長は述べた。
https://www.wsj.com/articles/pelosi-wants-ryan-to-pledge-vote-on-dreamers-as-condition-for-budget-deal-1518019752
市場が大きく振幅する背後に、警告が発せられている。経済が依然として低金利と高く評価された資産価格とに過度に依存しているというサインである。
株式市場の変動を心配する必要はない。まったく正常である。ただ、市場が依然として低金利と高資産価格とに依存していることに注意が必要である。
今回の売りが安心材料であるのは、その理由がインフレの上昇や金利の上昇に対する懸念であるからだ。インフレへの恐怖はデフレのそれとはまったく異なる代物だ。デフレの恐怖は2008年の米国金融危機、2011年の欧州債務危機、2015年の中国経済原則を通じて常に存在した。これらのイベントそれぞれの背後に、経済の減速とインフレのマイナス化があった。
その意味で今回、投資家の頭を占めているのは反対のことである。先週水曜日、FRBは声明文を発表し、「より一層の」利上げをという文言を挿入した。12月の声明文にはなかった、一層の、の文言は、より高い金利への確信が微妙に発せられた。
デフレ期には、投資家は国債という安全資産へ逃避した。
https://www.wsj.com/articles/a-warning-sign-behind-the-market-swings-1518014580