英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

クルーグマン教授と通貨戦争

 晴れ。午後になって強風もようやくおとなしくなった。
 通貨戦争をめぐって、クルーグマン教授が自身の立場を明らかにしている。政策当局者は真剣に受け止めないほうが良い、と忠告している。
 たしかに、1930年代は保護主義と通貨切り下げ競争が起きた。そのフレーズとともに、通貨戦争という言葉の響きがもっともらしく聞こえる。しかし、アイケングリーン教授が何度も指摘しているように、これらは真実ではない。日英米の各国が金融緩和政策を進めるのは、世界経済全体にとって必要なことで、為替レートの減価は副産物に過ぎないとしている。
 http://krugman.blogs.nytimes.com/2013/02/15/currency-war-confusions/