英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

イエレンの失言?

 今日も晴れ。気温がぐんと上昇したことが体で感じることができる。
 ロシアをめぐり、G8からロシアが除外されることになった。
 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303949704579458753312382992?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories&mg=reno64-wsj
 三井住友FGがRBSから米国のリテール銀行部門を買収することで交渉していることが明らかになった。RBSシチズンは、1400の店舗網と1220億ドルの資産を保有している。主に北東部と中西部に店舗展開している。もし実現すれば、金融危機後のM&Aとしては最大規模の取引になる。
 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303725404579459330397776094?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection&mg=reno64-wsj
 FOMC後の、Fedと市場との対話について。イエレン議長の6ヶ月という発言をめぐり、それが失言なのか否か、イエレンはヘマをやらかしたのかどうか、議論が起きている。
 話題の一つは、イエレン議長が発言した「a considerable period」の定義について。議長は6ヶ月と発言し、これに市場が反応して株式は売られた。しかし、これは大したことではないという。むしろ、ケリー国務長官がロシア制裁を口にしたことのほうが市場に与える影響は大きく、このとき、債券のイール度は10ベーシス低下した。現在は2・6から2・8%の、居心地の良いレンジに収まっている。
 これを「gaffe」(失言)なのだろうか。イエレンはヘマをやらかしたのだろうか。そう考える人々は債券市場ではなく、株式市場をみているからだ、とする。重要なのは株式市場ではなく、債券市場であり、債券市場の反応をみるかぎり、6ヶ月という発言は新しい情報であるか、はっきりしない。
 http://economistsview.typepad.com/timduy/2014/03/post-fomc-fedspeak.html
 セントルイス連銀のブラード総裁もラウンドテーブルでこのテーマに触れている。イエレン議長のコメントは、民間調査による金利の先行き見通しに沿ったものだと指摘している。
 http://www.bloomberg.com/news/2014-03-21/fed-s-bullard-says-yellen-6-months-comment-in-line-with-surveys.html