英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

バーナンキ対クルーグマン

 まだ降り始めていないが、今日は雨模様。
 メーデーに合わせ、劣勢が伝えられるフランスのサルコジ大統領が保守派の支持者集会をエッフェル塔近くで開いた。水曜日夜にはテレビ討論会が開かれ、その成否がサルコジ大統領の命運を握りそうだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/df57a53c-9361-11e1-8ca8-00144feab49a.html#axzz1tFi7s8WO
 FOMCメンバーの講演が相次いだ。リッチモンドのラッカー、サンフランシスコのウィリアム、アトランタロックハートの各地区連銀総裁。それぞれ言い回しや論拠は異なるが、いずれも追加金融緩和は不要だと述べた。
 4日には雇用統計が発表される。事前予想では新規雇用者数の増加幅は16・1万人、失業率は8・2%で変わらないと予想されている。
 http://www.bloomberg.com/news/2012-05-01/three-fed-policy-makers-see-no-need-to-ease-with-economy.html
 高いインフレ率を追求する政策を否定し、高い失業率を許容しているとして、クルーグマン教授がFedの政策を厳しく批判している。失業率を改善させるには、3から4%のインフレ率を許容するべきだ、と述べている。
 バーナンキ議長が先週、高インフレ率を追求する政策は「reckless」だと述べたことへの反論だ。
 同じテレビ番組に登場したロン・ポール議員は、「インフレは窃盗だ」と述べたのが興味深い。
 http://www.bloomberg.com/news/2012-04-30/krugman-says-fed-should-allow-inflation-to-rise-above-2-goal.html