英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

求む、M&A案件

 晴れ。今日は祝日だが、いろいろと雑務。
 米国のボルチモアでは反警察の暴動が止まらない。安倍首相との会談後の記者会見で、ボルチモア暴動の件が質問に出た。
 しかし、オバマ大統領は暴動者たちを犯罪者だと非難した。
 http://www.wsj.com/articles/obama-condemns-violence-in-baltimore-in-response-to-freddie-gray-death-1430246886
 M&Aの案件を求めて海外をさ迷い歩く日本企業。縮小する国内市場と豊富な手元キャッシュが、アウトバウンドM&A、いわゆる海外M&Aに企業を向かわせている。円安で海外資産の買収は割高になっているにもかかわらず、だ。
 今年に入り、すでに日本企業は418億ドルの買収を行った。昨年同時期と比べて2倍以上のペースだ。
 日本企業の保有する現預金は2兆ドルにのぼる。
 ディールロジックによると、日本企業がM&Aで支払うプレミアムは平均で46パーセントにのぼるという。昨年は25パーセントだった。
 http://www.wsj.com/articles/japanese-m-a-overseas-takes-off-1430253487
 大西洋版のTPP、いわゆる米国と欧州とのTTIP交渉について。TPP同様、多くの反対がある。しかし、TPPとTTIPとでは道行きは大きく異なる。TPPが5年以上に及ぶ厳しい交渉を踏まえ、妥結に近づいているのに対し、TTIPの交渉はゆっくりと進んでいる。
 交渉ウォッチャーによると、妥結は次の米国大統領の時代になるだろう、と予測されている。米国においてTTIPはほとんど議論されていないのに対し、欧州では活発な議論が起きているという非対称性もある。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c1ec8a0e-ed94-11e4-a894-00144feab7de.html#axzz3Yek49azg