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イラン・イスラエル戦争危機

 晴れ。

 イランとイスラエルとの衝突が迫っている。通常の戦争になる恐れがある。直接のドローン攻撃やミサイル攻撃はルビコン川を渡ることになりうる。

 ここ数カ月、ガザ戦争が中東地域全体の戦争に発展する可能性が取りざたされていた。今や、イスラエル人はこの瞬間が到来するのではないかと恐ろしい夜に耐えつつある。

 4月13日の遅く、イランはイスラエルに対し、ドローン攻撃を仕掛けた。ミサイル攻撃もである。

 https://www.economist.com/middle-east-and-africa/2024/04/13/iran-attacks-israel-risking-a-full-blown-regional-war

 イランがイスラエルに対し、ミサイルとドローンによる攻撃を仕掛けた。イスラエルの説明によると、大半は防御できたという。今回の攻撃はダマスカスの大使館への攻撃に対する報復である。数人のイラン司令官が殺害された。中東地域全体の戦争につながる恐れが出てきた。

 イスラエル現地時間の夜中の2時。サイレンが首都エルサレムに響き渡った。イスラエルの夜空はミサイルと、迎撃ミサイルにより明るく照らし出された。

 イスラエル軍の報道官はイランが200発のドローン攻撃やミサイル攻撃を仕掛けたと発表した。午前3時の発表により、攻撃は続いているが、大半の攻撃は防御できたとしている。

 イスラエル救急によると、10歳の少女が大けがをしたという。イランの国連代表によると、今回の攻撃は4月1日にイスラエルがシリアのイラン大使館を攻撃したことに対する報復であるとしている。もしイスラエルが別の過ちを犯すのであれば、イランの反応はより厳しいものになるだろう、としている。

 イランに加え、レバノン拠点のヒズボライラク、イエメンのフーシ派などもイスラエルに対して攻撃を仕掛けた。今回の攻撃の前に、イスラエル軍ゴラン高原の占領地が攻撃されると警告を発していた。

 イスラエルによるダマスカス大使館攻撃は、中東地域における敵対感情を掻き立てるものだった。これまでのところ、イランとイスラエルは直接対決することを回避してきた。

 https://www.ft.com/content/a5096429-5eb5-4d0f-8525-5e60c3b35448